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ップの開発についてはべースになる「エンジン」・「シャーシ」構造の基本的な改良をも含めた検討が必要。
・タイヤハウス周りのシート配置、扇形式と扉周りの安全性の確保、後部タイヤハウス通路幅の確保と居住性の確保等、に留意し、既に実用化が進んでいるヨーロッパのノンステップ・バスに遅れをとらぬようにしてほしい。
・床面地上高がいくら低くなっても床面に段差(凹凸)があるとかえって車内事故を起こす可能性がある。タイヤそのものの直径を小さくするなど、床面を限りなくフラットにすることを考えてもらいたい。
・ニーリング機構にはアップダウン機能を装備すること。前扉にスロープ板(電動又は手動)の取付可能とすること。
・車内の仕様について…ノンステップ・バスでは車への乗降ステップは解消されるが、車内での段差解消が必要と思われる。
・将来的にはノンステップ仕様が社会的要請になると思考される。
・現在、路線バスは10〜11メートルが主流であるが、中型程度の長さでいいと思う。我が社の路線では車両の前後又は中間が道路と接触する個所が数箇所ある。
・地方都市では道路事情があまり良くないので、車体を損傷する可能性がある。
・最低地上高の確保。図面ではわからないが、メンテナンス作業性の容易化。特殊機構化→部品の入手難のなきこと。
・高齢者、ハンディキャップの方には大変良いと思う。当社の場合、山間部・海岸線が多く、登り下りの道路が多く適正に欠く。
・乗車時はステップが無いので楽に乗車出来るが、車内に段差がありつまづくおそれがあるのでスロープ式には出来ないのか。
・弊社エリアでは山間路線が多く、車高が低くなる。低床ノンステップ・バスは走行に難がある。
・現在のところ、この仕様で一応満足。ただし、今後車内の段差等については研究の余地あり。
・アプローチアングルを7°とすると、先端の地上高30センチ未満となる。縁石をオーバーハングする時にやや不安。又、カント(片勾配)がある場所での回転もおおいに不安。
・ノンステップ・バスが当社路線上を走行出来るかどうかの検討が必要である。乗降は容易になるが、車内にステップがあるため、危険である。理想は床面がフラットになることである。
・全国でこのバスを標準仕様とし、とにかく安く供給してほしい。現行より高価になると導入はないだろう。これくらいの意識で設計してほしい。装備の簡素化によりとにかく安くしてほしい。
・財政状態からノンステップ・バスの導入については難しいが、これからの高齢化社会を考えるとワンステップ・バス、リフトバスの導入が望ましいと考える。
・車内での安全性のため、段差がないものが望ましい。
・ニーリング機能等を付加させることで乗降時のさらなる低床化、走行時での道路形状への対応。出入口にオートスロープ機能のようなものが考えられないか。各地の運用形態、走行環境を考慮して仕様のバリエーションをもたせてはどうか。

 

 

 

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